
カーシェアは、普段あまり車を運転しない方でも気軽に利用できるサービスです。
そのため、交通事故を起こしたときに、どう対応すればよいのか分からず不安になる方も少なくありません。
事故後は何から対応すべきなのか、返却時間を過ぎても問題ないのか、費用はどこまで自己負担になるのかなど、気になることも多いでしょう。
本記事では、カーシェアで交通事故を起こしたときの対応や保険・補償の内容、NOCや自己負担についてわかりやすく解説します。
タイムズカーを例に事故時のサポート内容も紹介しますので、参考にしてください。
・カーシェアで交通事故を起こしたときの対応は、負傷者を救護して安全を確保する、警察へ連絡する、事故状況を記録する、カーシェア会社へ連絡する
・カーシェアで交通事故を起こしたときの注意点は、相手と勝手に示談しない、軽微な事故でも隠して返却しない、返却前にカーシェア会社へ連絡する、無断延長中の事故は保険・補償の対象外になる可能性がある
・カーシェアで交通事故を起こしたら弁護士に相談は必要か、基本的には保険会社が対応してくれる、保険会社だけでは対応できないケースもある、弁護士費用特約が利用できるなら相談した方がいい、無料相談を利用して依頼するか判断する
カーシェアで交通事故を起こしたときの対応
カーシェアで交通事故を起こした場合でも、基本的な対応は一般的な交通事故と変わりません。
カーシェアは普段あまり運転しない方も利用するため、初めて交通事故を経験する方も少なくないでしょう。
事故発生から何をすればよいのか、順番にわかりやすく解説します。
- 負傷者を救護して安全を確保する
- 警察へ連絡する
- 事故状況を記録する
- カーシェア会社へ連絡する
- 状況に応じて病院へ受診する
負傷者を救護して安全を確保する
交通事故を起こしたら、まずは負傷者の救護と安全の確保を行いましょう。
自分だけでなく、相手や同乗者、周囲にケガをしている方がいないか確認し、負傷者がいる場合は必要に応じて119番へ通報します。
救護義務は道路交通法第72条で定められており、カーシェアを利用している場合でも対応は変わりません。
また、事故が交差点や交通量の多い道路で発生した場合は、二次事故を防ぐため安全な場所へ車を移動させることも重要です。
双方の車が自走できる状態であれば、コンビニの駐車場や路肩など、安全に停車できる場所へ移動してから事故対応を行っても問題ありません。
ただし、車が動かせない場合や負傷者の状態が深刻な場合は、無理に移動させず、周囲の安全を確保したうえで救急車や警察の到着を待ちましょう。
関連記事:交通事故を起こしたらやること|事故直後から示談までの流れをわかりやすく解説
警察へ連絡する
負傷者の救護と安全を確保したあとは、110番へ通報して警察へ連絡します。
交通事故を起こした場合は、物損事故・人身事故を問わず、警察へ届け出ることが道路交通法で義務付けられています。
そのため、軽い接触事故だからといって、当事者同士だけで解決してはいけません。
また、カーシェアの保険や補償を利用する際は、交通事故証明書が必要になることが一般的です。
交通事故証明書は、警察へ届け出なければ発行されません。
事故後は必ず警察へ連絡し、現場検証や必要な手続きを受けましょう。
関連記事:交通事故の報告(通報)義務とは?必要なケースや違反の点数・リスクを解説
事故状況を記録する
事故対応と並行して、事故状況を記録しておきましょう。
事故現場や車両の損傷箇所、道路状況などを写真や動画で残しておくと、過失割合や保険・補償の手続きを進める際の重要な証拠になります。
ドライブレコーダーの映像がある場合は、上書きされる前に保存しておくことも大切です。
また、相手方の氏名や住所、電話番号、車のナンバー、自動車保険の加入状況なども確認し、お互いに連絡先を交換しておきましょう。
目撃者がいる場合は、氏名や連絡先を聞いておくと、事故状況を証明する資料として役立つことがあります。
関連記事:交通事故で連絡先の交換は必要?交換する情報や教えたくないときの対処法を解説
カーシェア会社へ連絡する
事故対応が終わったら、カーシェア会社へ事故が発生したことを連絡しましょう。
カーシェアで交通事故を起こした場合は、一般的にカーシェア会社が付帯している保険・補償を利用して対応します。
そのため、事故後はカーシェア会社への報告が必要です。
カーシェア会社では、事故後の対応方法やレッカーの手配、車両の返却方法などについて案内を受けられます。
また、保険会社とのやり取りや補償の手続きについての説明もあるでしょう。
事故の状況によっては、オペレーターから今後の対応について指示を受けるケースもあります。
そのため、自己判断で車を返却したり、修理を依頼したりせず、まずはカーシェア会社の案内に従って対応しましょう。
状況に応じて病院へ受診する
ケガをしている場合は、速やかに病院を受診しましょう。
また、事故直後に目立った痛みがなくても、強い衝撃を受けた場合や首・腰を強く打った場合などは、時間が経ってから症状が現れることもあります。
そのため、少しでも異変や違和感がある場合は、早めに医療機関で診察を受けることが大切です。
人身事故として保険や補償を利用する場合は、診断書が必要です。
事故との因果関係を明確にするためにも、症状がある場合は放置せず受診しましょう。
カーシェアで交通事故を起こした場合の保険と費用
カーシェアで交通事故を起こした場合でも、多くのカーシェア会社では保険・補償制度が用意されています。
カーシェアで交通事故を起こした場合の保険や費用について解説します。
- カーシェアには保険・補償が付帯している
- 保険が適用されないケース
- 自己負担が発生するケース
- 安心補償サービスとは
カーシェアには保険・補償が付帯している
多くのカーシェアでは、利用料金の中に保険・補償が含まれています。
そのため、交通事故を起こした場合でも、対人賠償や対物賠償などは、付帯している保険・補償を利用して対応することが一般的です。
利用者が別途、自動車保険へ加入しなくても、一定の補償を受けられます。
補償内容や補償額、自己負担額などはカーシェア会社によって異なります。
利用する前に利用規約や補償内容を確認しておくと安心です。
保険が適用されないケース
カーシェアに保険・補償が付帯していても、すべての交通事故で適用されるわけではありません。
例えば、飲酒運転や無免許運転など、利用規約や法令に違反した状態で事故を起こした場合は、保険・補償の対象外です。
また、事故をカーシェア会社へ報告しなかった場合や、警察へ届け出なかった場合も、補償を受けられないでしょう。
保険・補償の対象外となる条件はカーシェア会社によって異なるため、利用規約を事前に確認しておくことが大切です。
関連記事:飲酒運転で事故を起こしたらどうなる?罰則と仕事や生活への影響を解説
自己負担が発生するケース
カーシェアの保険・補償を利用できる場合でも、自己負担が発生するケースがあります。
例えば、保険の免責額(自己負担額)が設定されている場合は、その金額を利用者が負担しなければなりません。
また、NOC(ノンオペレーションチャージ)が発生することもあります。
NOC(ノンオペレーションチャージ)とは、事故や故障によって車両が利用できなくなり、カーシェア会社が営業できなかった損失を補うために利用者へ請求される費用です。
修理費とは別に請求されることが一般的で、保険・補償の対象外となるケースも少なくありません。
自己負担となる内容や金額はカーシェア会社によって異なります。
そのため、利用前に補償内容や利用規約を確認しておくことが大切です。
安心補償サービスとは
多くのカーシェア会社では、通常の保険・補償とは別に、安心補償サービスを用意しています。
安心補償サービスとは、事故時の免責額やNOC(ノンオペレーションチャージ)の負担が軽減または免除されるなど、自己負担を抑えられるサービスです。
ただし、サービスの内容や料金、補償範囲はカーシェア会社によって異なります。
そのため、利用する際は通常の保険・補償との違いを確認し、自分に合ったプランを選ぶことが大切です。
【例】タイムズカーの補償内容や事故時のサポートを紹介
代表的なカーシェアサービスであるタイムズカーを例に、事故時の補償内容やサポートを見ていきましょう。
タイムズカーでは、保険・補償制度に加え、事故発生時のサポート体制も整えられています。
一方で、NOC(ノンオペレーションチャージ)や利用停止など、利用者が負担しなければならないケースもあります。
補償内容などは変更になる可能性がありますので、最新の補償内容や利用規約は、タイムズカーの公式サイトをご確認ください。
- 事故時の連絡先(0120-72-5656)
- 保険・補償制度
- NOC(ノンオペレーションチャージ)・ペナルティ料金
- 事故時の会員資格の取り扱い・費用請求
- 安心補償サービス
事故時の連絡先(0120-72-5656)
タイムズカーで交通事故を起こした場合は、警察への連絡が終わったあとに、事故受付センターへ連絡します。
- 事故受付センター:0120-72-5656(24時間受付)
- 上記番号が利用できない場合:050-3786-0458
オペレーターへ事故の状況や車両の状態を伝えると、その後の対応について案内を受けられます。
なお、事故や傷の大小にかかわらず、利用中に発生した事故は必ず連絡してください。
返却後まで報告しなかった場合は、保険・補償の対象外となったり、会員資格の取り消し対象となったりする可能性があるため注意しましょう。
保険・補償制度
タイムズカーでは、利用料金の中に保険・補償制度が含まれています。
そのため、交通事故を起こした場合でも、補償の範囲内であれば保険を利用して対応することが可能です。
| 補償内容 | 補償内容・補償額 |
|---|---|
| 対人補償 | 無制限(自賠責保険3,000万円を含む) |
| 対物補償 | 無制限(免責額0円) |
| 車両補償 | 時価額まで |
| 人身傷害補償 | 1名につき6,000万円まで |
参考元:補償制度 | カーシェアリングのタイムズカー(旧:タイムズカーシェア)
車両補償は、事故を起こしたすべてのケースで利用できるわけではありません。
タイムズカーが定める基準に該当した場合は、1事故につき5万円の車両免責額(自己負担額)が適用されます。
また、人身傷害補償は、運転者の過失割合にかかわらず、搭乗者のケガや死亡、後遺障害などの損害を1名につき6,000万円まで補償する制度です。
一方で、事故ごとに一定額が支払われる搭乗者傷害特約は付帯していません。
NOC(ノンオペレーションチャージ)・ペナルティ料金
タイムズカーでは、保険・補償とは別に、事故の状況に応じてNOC(ノンオペレーションチャージ)や各種費用が発生します。
事故とは関係のないNOCもありますので、詳しくは公式サイトをご確認ください。
| 内容 | 費用 |
|---|---|
| 事故後も自走できる場合 | NOC 20,000円 |
| 事故により自走できない場合 | NOC 50,000円 |
| 保険・補償の対象外となる事故 | 修理費・休業損害の実費 |
| ロードサービスを利用した場合(保険・補償対象外) | 27,500円 |
| バッテリー上がり | 実費 |
| タイヤの破損 | 実費 |
参考元:補償制度 | カーシェアリングのタイムズカー(旧:タイムズカーシェア)
事故時のロードサービス費用は、補償制度の対象となる場合は保険で補償されます。
一方、保険・補償の対象外となる事故では、ロードサービス費用として27,500円が請求されます。
また、保険・補償の対象外となった場合は、NOCだけでなく、車両の修理費や休業損害などの実費も負担しなければならないため注意が必要です。
事故時の会員資格の取り扱い・費用請求
タイムズカーでは、事故の内容や利用状況によって、会員資格の停止・取り消しや追加費用の請求を受ける場合があります。
| ケース | 主な対応 |
|---|---|
| 利用規約違反(事故の未報告、第三者への貸し出し、飲酒運転など) | 会員資格の停止・取り消し、補償制度の対象外、修理費の実費請求 |
| 2年以内に複数回事故を起こした場合 | 会員資格の停止・取り消し |
| 2年以内に複数回事故を起こし、そのうち1回が全損・大破・自走不能事故だった場合 | 会員資格の停止・取り消し、利用再開後1年間は車両補償に5万円の免責額を適用 |
| 死亡事故・後遺障害事故、重大な過失による事故など | 会員資格の停止・取り消し |
参考元:事故が発生したら | カーシェアリングのタイムズカー(旧:タイムズカーシェア)
タイムズカーでは、事故を起こしたからといって必ず会員資格が停止・取り消しになるわけではありません。
一方で、事故を報告しなかった場合や飲酒運転などの重大な規約違反があった場合は、補償制度の対象外となるだけでなく、会員資格を失う可能性があります。
また、事故件数には、利用者にまったく責任がないとタイムズカーが認めた事故は含まれません。
最終的な対応は事故の内容を個別に確認したうえで判断されるため、事故が発生した際は速やかに報告し、案内に従って対応することが大切です。
安心補償サービス
タイムズカーでは、1利用あたり550円(税込)で加入できる「安心補償サービス」が用意されています。
利用開始前に加入すると、事故やトラブルが発生した際の自己負担を軽減できます。
| 免除される内容 | 通常発生する費用 |
|---|---|
| 事故時のNOC(ノンオペレーションチャージ) | 2万円または5万円 |
| タイヤの実費 | タイヤ交換・修理費用 |
| バッテリー上がり | 実費 |
| キーのインロック | 開錠費用・ロードサービス費用 |
| ガス欠 | 現地対応・レッカーなどの費用 |
参考元:補償制度 | カーシェアリングのタイムズカー(旧:タイムズカーシェア)
安心補償サービスへ加入すると、上記の費用が免除されます。
ただし、利用開始後の加入・取り消しはできません。
また、飲酒運転や事故の未申告など、保険・補償の対象外となるケースでは、安心補償サービスに加入していても適用されません。
タイヤのパンクや損傷については、一度利用者が立て替えたあとに精算となる場合があります。
カーシェアで交通事故を起こしたときの注意点
カーシェアで交通事故を起こした場合は、事故後の対応を誤ると保険・補償を受けられなくなったり、追加費用やペナルティが発生したりする可能性があります。
カーシェアで交通事故を起こしたときの注意点について解説します。
- 相手と勝手に示談しない
- 軽微な事故でも隠して返却しない
- 返却前にカーシェア会社へ連絡する
- 利用停止やNOCなどペナルティが発生する可能性がある
- 無断延長中の事故は保険・補償の対象外になる可能性がある
相手と勝手に示談しない
カーシェアで交通事故を起こした場合は、相手方と勝手に示談してはいけません。
カーシェアでは、付帯している保険・補償を利用して事故対応を進めることが一般的です。
しかし、利用者が自己判断で示談してしまうと、保険・補償を利用できません。
相手方からその場で示談を求められても応じず、警察やカーシェア会社へ連絡したうえで、案内に従って対応しましょう。
関連記事:交通事故でその場で示談(和解)するのは危険?示談された・してしまったときの対処法
軽微な事故でも隠して返却しない
車を少し擦った程度の軽微な事故でも、そのまま返却してはいけません。
事故を隠して返却すると、利用規約違反となり、会員資格の停止・取り消しなどのペナルティを受ける可能性があります。
また、車の傷やへこみは、次に利用した方やカーシェア会社の点検で発覚するケースも少なくありません。
事故を報告せずに返却すると、かえってトラブルが大きくなる可能性があります。
傷の大小にかかわらず、事故を起こした場合は必ずカーシェア会社へ連絡し、案内に従って対応しましょう。
返却前にカーシェア会社へ連絡する
カーシェアで交通事故を起こした場合は、事故対応が一段落したらできるだけ早くカーシェア会社へ連絡しましょう。
少なくとも、車を返却する前には必ず連絡が必要です。
連絡が遅れると、カーシェア会社が事故状況を把握するまでに時間がかかるだけでなく、相手方への対応や保険会社との手続きにも影響が生じる可能性があります。
これはカーシェア会社だけでなく、利用者にとってもデメリットです。
事故の報告が遅れたり、返却後まで連絡しなかったりすると、保険・補償の対象外となる可能性があります。
利用停止やNOCなどペナルティが発生する可能性がある
カーシェアでは、交通事故を起こした場合にNOC(ノンオペレーションチャージ)や利用停止などのペナルティが発生することがあります。
これは利用者を罰するためではなく、事故によって利用できなくなった車両の営業損失や、サービスを継続するための費用を補う目的があります。
また、重大な事故や利用規約違反があった場合に利用停止となるのも、安全にサービスを運営するためです。
そのため、カーシェアでは一般的な自家用車の事故とは異なり、修理費だけでなくNOCなどの費用が発生する場合があります。
事故後に想定外の負担を避けるためにも、補償内容や利用規約を事前に確認しておくことが大切です。
無断延長中の事故は保険・補償の対象外になる可能性がある
どのカーシェアでも利用時間は決められており、返却時間を延長する場合は所定の延長手続きを行うことがルールです。
無断で利用を続けると、次の利用者へ影響が出るだけでなく、カーシェア会社の利用規約にも違反します。
そのような状態で交通事故を起こした場合は、保険・補償の対象外となる可能性があります。
例えば、タイムズカーでは、延長手続きを行わずに返却予定時刻を過ぎて事故を起こした場合は、貸渡約款違反として保険・補償の対象外です。
返却時間に間に合わないことが分かった場合は、自己判断で利用を続けるのではなく、速やかに延長手続きやカーシェア会社への連絡を行いましょう。
カーシェアで交通事故を起こしたら返却時間はどうなる?
事故対応によって返却時間を過ぎてしまった場合の取り扱いについて解説します。
- 事故対応で返却時間を過ぎてもまずは事故対応を優先する
- 超過料金が発生する場合もある
事故対応で返却時間を過ぎてもまずは事故対応を優先する
交通事故を起こした場合は、返却時間よりも事故対応を優先してください。
負傷者の救護や警察への報告は、道路交通法で定められた義務です。
そのため、返却時間に間に合わせようとして事故対応を怠ったり、現場を離れたりしてはいけません。
返却時間を優先した結果、救護義務違反や報告義務違反に問われたり、保険・補償を受けられなくなったりすれば、かえって利用者にとって大きな不利益となります。
返却時間に遅れそうな場合は、事故対応が落ち着いた時点でカーシェア会社へ連絡し、状況を説明しましょう。
カーシェア会社から返却方法やその後の対応について案内を受けられます。
超過料金が発生する場合もある
事故対応によって返却時間を過ぎた場合でも、状況によっては延長料金や超過料金が発生することがあります。
料金の取り扱いはカーシェア会社や事故の状況によって異なりますが、事故による遅れだからといって必ず料金が免除されるわけではありません。
一方で、事故発生後に速やかにカーシェア会社へ連絡し、案内に従って対応していれば、状況を考慮して対応してもらえるケースもあります。
返却時間に間に合わないことが分かった時点で、できるだけ早くカーシェア会社へ連絡することが大切です。
カーシェアで交通事故を起こしたら弁護士に相談は必要?
カーシェアで交通事故を起こした際に、どのような場合に弁護士への相談を検討すべきかを解説します。
- 基本的には保険会社が対応してくれる
- 保険会社だけでは対応できないケースもある
- 弁護士費用特約が利用できるなら相談した方がいい
- 無料相談を利用して依頼するか判断する
- 人身事故や刑事事件に発展した場合は早めに相談する
基本的には保険会社が対応してくれる
カーシェアで交通事故を起こした場合は、基本的にカーシェア会社が加入している保険会社が事故対応を行います。
相手方との示談交渉や保険金の支払いなどは、保険会社が窓口となって進めることが一般的です。
そのため、通常の物損事故であれば、自分で相手方と交渉する場面は多くありません。
まずはカーシェア会社へ事故を報告し、その後は保険会社やカーシェア会社の案内に従って対応しましょう。
関連記事:保険会社の対応が悪いときの対処法|相談先やNG対応を実態とともに解説
保険会社だけでは対応できないケースもある
保険会社が対応できるのは、主に民事上の損害賠償や示談交渉です。
そのため、すべての問題を解決してくれるわけではありません。
例えば、人身事故で過失運転致傷などの刑事事件へ発展した場合は、警察の事情聴取や検察官への対応などが必要になります。
また、保険・補償の対象外となった事故や、カーシェア会社とのトラブルなども、保険会社だけでは対応できません。
このようなケースでは、必要に応じて弁護士へ相談することも検討しましょう。専門家のアドバイスを受けることで、適切に対応しやすくなります。
弁護士費用特約が利用できるなら相談した方がいい
カーシェアの保険とは別に、自分や家族の自動車保険へ弁護士費用特約が付いている場合は、利用を検討しましょう。
弁護士費用特約とは、交通事故で弁護士へ相談・依頼した際の費用を保険会社が一定額まで負担してくれる特約です。
一般的には自動車保険に付帯されていますが、火災保険やクレジットカードに付帯していることもあります。
利用しても翌年の等級が下がることはなく、多くの場合は自己負担なく相談・依頼できます。
利用できるか分からない場合は、自分や同居家族が加入している保険、クレジットカードの付帯サービスなどを確認してみましょう。
関連記事:弁護士費用特約の使い方・利用の流れ|使うべきケースと弁護士の選び方を紹介
無料相談を利用して依頼するか判断する
弁護士へ相談するか迷っている場合は、まず無料相談を利用してみるのがおすすめです。
交通事故を取り扱う法律事務所の中には、初回相談を無料としているところも多くあります。
事故の状況を説明すれば、弁護士へ依頼したほうがよいケースなのか、自分で対応できるケースなのかについてアドバイスを受けられます。
相談したからといって、必ず依頼しなければならないわけではありません。
まずは話を聞いたうえで、費用やサポート内容を比較し、自分に合った弁護士へ依頼するか判断しましょう。
関連記事:交通事故に強い弁護士の選び方・探し方|悩みやすいポイントをわかりやすく紹介
人身事故や刑事事件に発展した場合は早めに相談する
人身事故や刑事事件へ発展した場合は、できるだけ早く弁護士へ相談しましょう。
物損事故と比べて、人身事故は治療費や休業損害、慰謝料などが発生するため、損害賠償額が高額になりやすい傾向があります。
金額が大きくなるほど、過失割合や賠償内容を巡って当事者同士の意見が対立し、示談交渉が長引くケースも少なくありません。
また、死亡事故や重傷事故などでは刑事事件へ発展する可能性もあります。
早い段階で弁護士へ相談しておけば、事故後の対応についてアドバイスを受けられるだけでなく、被害者との示談交渉も進めやすくなります。
カーシェアの交通事故に関するよくある質問
カーシェアの交通事故に関するよくある質問を紹介します。
- カーシェア(タイムズカー)で擦ったときの料金は請求される?
- カーシェア(タイムズカー)で事故を起こしたらペナルティはある?
- カーシェア(タイムズカー)で交通事故を起こしたらバレる?
- カーシェア(タイムズカー)で事故を起こしても傷がバレなかったらどうなる?
- カーシェア(タイムズカー)で事故が2回目だと利用停止になる?
- 交通事故の相手がカーシェア(タイムズカー)だったらどうなる?
カーシェア(タイムズカー)で擦ったときの料金は請求される?
タイムズカーでは、車を擦った程度の軽微な事故でも、事故の内容によってはNOC(ノンオペレーションチャージ)や車両の修理に関する費用などが発生する場合があります。
ただし、加入している補償内容や安心補償サービスの有無によって自己負担額は異なります。
カーシェア(タイムズカー)で事故を起こしたらペナルティはある?
事故の内容によってはペナルティを受ける場合があります。
例えば、NOC(ノンオペレーションチャージ)の請求や、会員資格の停止・取り消しなどが挙げられます。
ただし、事故を起こしたからといって、必ずペナルティが科されるわけではありません。
一方で、事故を報告しなかった場合や飲酒運転などの利用規約違反があった場合は、補償制度の対象外となるだけでなく、修理費の実費請求や会員資格の停止・取り消しとなる可能性があります。
カーシェア(タイムズカー)で交通事故を起こしたらバレる?
多くのカーシェア会社では、利用前に車両全体を確認し、傷やへこみがないかチェックするよう案内しています。
そのため、次に利用した方が新たな傷に気付き、カーシェア会社へ報告するケースがあります。
また、カーシェアの車両にはドライブレコーダーが搭載されていることが一般的です。
車両の点検や利用者からの報告、ドライブレコーダーの映像などから事故が判明する可能性もあるため、事故を隠し通すことは難しいと考えたほうがよいでしょう。
カーシェア(タイムズカー)で事故を起こしても傷がバレなかったらどうなる?
傷が目立たない場合や、実際に傷や故障が発生していない場合は、事故に気付かれない可能性があります。
カーシェア会社では毎日すべての車両を点検しているわけではありません。
また、時間が経過するとドライブレコーダーの映像が上書きされ、事故当時の記録を確認できなくなる可能性もあります。
実際に傷や故障がなく、車両に損害が生じていない場合は、修理費などを請求される可能性は高くありません。
自己判断で報告を見送るのではなく、まずはカーシェア会社へ状況を伝え、案内を受けるようにしましょう。
カーシェア(タイムズカー)で事故が2回目だと利用停止になる?
事故が2回目だからといって、必ず利用停止になるわけではありません。
タイムズカーでは、事故の回数だけでなく、事故の内容や利用規約違反の有無などを踏まえて個別に判断されます。
一方で、2年以内に複数回事故を起こした場合や、重大な事故・利用規約違反があった場合は、会員資格の停止・取り消しとなる可能性があります。
交通事故の相手がカーシェア(タイムズカー)だったらどうなる?
基本的な事故対応は通常の交通事故と変わりません。
相手がカーシェアを利用している場合でも、警察への連絡や事故状況の確認、連絡先の交換など、行うべき対応は通常の交通事故と同じです。
その後は、カーシェア会社が加入している保険会社が示談交渉などを担当することが一般的です。
そのため、相手がカーシェアだからといって、被害者側が特別な手続きを行う必要はありません。
まとめ
カーシェアで交通事故を起こした場合でも、負傷者の救護や警察への連絡など、基本的な事故対応は通常の交通事故と変わりません。
そのうえで、カーシェア会社への報告や保険・補償の手続きなど、カーシェアならではの対応も必要です。
多くのカーシェアには保険・補償が付帯していますが、事故の状況によってはNOC(ノンオペレーションチャージ)や自己負担が発生したり、利用規約違反によって補償を受けられなくなったりする可能性があります。
事故を起こした際は、自己判断で対応せず、速やかにカーシェア会社へ連絡し、案内に従って手続きを進めましょう。
また、過失割合や損害賠償でトラブルになった場合や、人身事故へ発展した場合は、早めに弁護士へ相談することをおすすめします。