警察庁は6日、昨年の全国の交通事故死者数は3215人(前年比317人減)で、3年連続で過去最少を更新したと発表した。同庁は、車の安全性能の向上や、街頭での取り締まり強化などが要因とみている。
発表によると、人口10万人あたりの死者も、統計の残る1948年以降で最少の2・54人(同0・25人減)。65歳以上の死者は1782人で、前年より184人減ったが、全体に占める割合は過去2番目に高い55・4%だった。
都道府県別の死者は、千葉が172人(同14人減)と最も多く、初めて全国ワーストになった。次いで愛知が156人(同33人減)、北海道152人(同11人増)、兵庫138人(同14人減)、東京133人(同10人減)。愛知は2018年まで16年連続でワーストだった。
最も少なかったのは、山梨と島根の25人。人口10万人あたりでは、徳島が5・57人と最多で、最少は東京の0・96人だった。
いずれも速報値で、交通事故件数は38万1002件(同4万9599件減)、負傷者は46万715人(同6万5131人減)だった。
死者が3人以上の交通事故は4件。静岡県富士市の県道では昨年4月、横転した軽ワゴン車と大型トラックが衝突し、軽ワゴンに乗っていた18歳の男女3人が死亡した。
交通事故の死者は「第1次交通戦争」と呼ばれた1970年に過去最悪の1万6765人を記録。96年に1万人を下回って以降、減少傾向が続いている。
出典:読売新聞
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