飲酒運転の同乗者も処罰がある?知らなかった場合や違法になるケースを解説

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飲酒運転は重大な交通違反として厳しく処罰されることは広く認知されています。しかし、責任を問われるのは運転者だけではありません。

状況によっては、同乗者や車両提供者、酒類を提供した人も処罰の対象です。

軽い気持ちで同乗した場合でも、状況によっては運転者に近い処罰を受ける可能性があります。

知らなかったでは済まされないケースもあるため、正しい知識を持つことが重要です。

本記事では、飲酒運転における同乗者の責任について解説します。処罰される条件や処罰されないケース、具体的な事例まで紹介するので、参考にしてください。

本記事の結論

・飲酒運転で同乗者が処罰される条件は、飲酒していると知りながら同乗した場合、運転を依頼・容認した場合
・飲酒運転で同乗者が処罰されないケースは、飲酒の事実を知らなかった場合、同乗しなかった場合、やむを得ない事情がある場合
・飲酒運転に同乗してしまった場合の対処法は、安全な場所で降車する、運転者に運転をやめるよう強く求める、運転代行やタクシーの利用を提案する

目次

飲酒運転の処罰・違反点数

飲酒運転は、道路交通法に基づき厳しい処罰が定められています。これは運転者だけでなく、車両の提供や酒類の提供、同乗者も処罰の対象です。

それぞれの立場によって罰則や違反点数が異なるため、違いを理解しておく必要があります。

運転者・車両提供者・酒類提供者や同乗者に分けて、具体的な処罰内容を解説します。

  • 運転者
  • 車両提供者
  • 酒類の提供・同乗者

運転者

飲酒運転を行った運転者には、酒気帯び運転と酒酔い運転で異なる処罰が科されます。違反点数や行政処分の内容も大きく異なるため、以下の表で確認してください。

基準 違反点数 行政処分 刑事罰
酒気帯び運転
(軽度)
0.15mg以上0.25mg未満 13点 免許停止 3年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金
酒気帯び運転
(重度)
0.25mg以上 25点 免許取消 3年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金
酒酔い運転 正常な運転ができない状態 35点 免許取消 5年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金

酒気帯び運転であっても免許停止や取消の対象となり、刑事罰も科されます。基準値を超えた時点で違反となるため、「少しだけなら問題ない」という認識は通用しません。

特に酒酔い運転は、アルコール濃度ではなく運転者の状態によって判断されます。

飲酒量が少なくても、体調やアルコールへの耐性によっては正常な運転ができないと判断される場合があります。

そのため、「これくらいなら大丈夫」と自己判断するのは危険です。飲酒後は運転しないという意識を徹底することが重要といえるでしょう。

車両提供者

飲酒している人に対して車を貸した場合、車両提供者にも責任が生じます。運転者が飲酒していると知りながら車を提供すると、重い処罰の対象です。

内容 違反点数 行政処分 刑事罰
車両提供 飲酒している者に車両を提供 なし(点数付与なし) 免許取消の対象となる場合あり 5年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金

車両を提供しただけでも、飲酒運転を助長したと判断されます。運転していなくても責任は重く、刑事罰の対象となることに注意が必要です。

特に、飲酒していると認識していたかどうかが重要です。知らなかった場合は責任の有無が変わるため、状況の把握が大きなポイントといえるでしょう。

酒類の提供・同乗者

飲酒運転を助長する行為として、酒類の提供や同乗も処罰の対象です。運転者に酒を提供した場合や、飲酒していると知りながら同乗した場合は責任を問われます。

内容 違反点数 行政処分 刑事罰
酒類提供 飲酒運転をするおそれがある者に酒を提供 なし(点数付与なし) 免許取消の対象となる場合あり 3年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金
同乗者 飲酒していると知りながら同乗 なし(点数付与なし) 免許停止・取消の対象となる場合あり 3年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金

酒類を提供しただけ、または同乗しただけでも、飲酒運転を助けたと判断されます。運転していなくても処罰の対象となるため、軽く考えるべきではありません。

特に重要なのは、飲酒の事実を認識していたかどうかです。知らなかった場合と知っていた場合では扱いが大きく変わるため、注意しておきましょう。

飲酒運転で同乗者が処罰される条件

同乗者が処罰されるかどうかは、単に同じ車に乗っていたかでは判断されません。飲酒の事実を認識していたか、どのような関与をしていたかが重要です。

同乗者が処罰される具体的な条件について解説します。どのようなケースが該当するのか確認しておきましょう。

  • 飲酒していると知りながら同乗した場合
  • 運転を依頼・容認した場合

飲酒していると知りながら同乗した場合

運転者が飲酒していると知りながら同乗した場合、同乗者も処罰の対象です。飲酒運転を容認したと判断されるため、違反に関与したとみなされます。

飲酒の場に同席していた、酒を飲んでいる様子を見ていたなどの状況があると、「知らなかった」という主張は認められません。

実際の判断では、その場の状況や経緯も考慮されます。

同乗しただけでも責任を問われる可能性があります。飲酒している人の車には乗らないという意識を持つことが重要です。

運転を依頼・容認した場合

飲酒している人に対して運転を依頼した場合や、運転を止めずにそのまま容認した場合も処罰の対象です。自ら運転していなくても、飲酒運転を助長したと判断されます。

「自分は運転していないから問題ない」という考えは通用しません。運転を勧めたり、止めるべき場面で何も行動しなかった場合は、関与があったとみなされます。

特に、送迎を頼むなど積極的に運転を促した場合は責任が重くなります。結果として、同乗者であっても厳しい処分につながるでしょう。

飲酒運転でも同乗者が処罰されないケース

すべての同乗者が処罰されるわけではありません。状況によっては、責任を問われないケースもあります。

特に重要なのは、飲酒の事実を認識していたかどうかです。関与の程度やその場の状況によって判断が分かれます。

同乗者が処罰されない代表的なケースについて解説します。どのような場合に該当するのか確認しておきましょう。

  • 飲酒の事実を知らなかった場合
  • 飲酒運転と知っていたが同乗しなかった場合
  • やむを得ない事情がある場合

飲酒の事実を知らなかった場合

運転者が飲酒していることを知らなかった場合、同乗者が処罰される可能性は低いといえます。故意に関与したとは判断されにくいためです。

ただし、「知らなかった」と主張すれば必ず認められるわけではありません。その場の状況から、認識できたと判断されるケースもあります。

例えば、飲酒の場に同席していた、酒のにおいが明らかだったといった事情がある場合は注意が必要です。

状況によっては責任を問われる可能性もあるため、安易な判断は避けるべきです。

飲酒運転と知っていたが同乗しなかった場合

飲酒運転であると認識していたとしても、実際に同乗していなければ処罰の対象にはなりません。車に乗らないという選択をした時点で、違反への関与はないと判断されます。

「止めなかったことで処罰されるのでは」と不安に感じる人も少なくありません。ただし、このような場合でも直ちに処罰の対象になるわけではありません。

その場に居合わせていたとしても、同乗していなければ責任を問われることは基本的にありません。飲酒している人の車に乗らないという判断が重要です。

やむを得ない事情がある場合

やむを得ない事情がある場合は、同乗していても処罰されない可能性があります。緊急性が高く、他に手段がないと判断される状況が該当します。

例えば、急病人を搬送する必要がある場合など、命や安全に関わる事情があるケースです。このような場合は、飲酒運転を助長する意図があったとは評価されにくいといえます。

ただし、単に「仕方なかった」という理由だけでは認められません。

状況の緊急性や代替手段の有無などが総合的に判断されます。やむを得ない事情があるかどうかは慎重に判断されるため注意が必要です。

飲酒運転に同乗して処罰された事例

実際に、飲酒運転に同乗したことで処罰や不利益を受けた事例もあります。単なる同乗であっても、状況によっては重い結果につながることは見逃せません。

飲酒運転に同乗したことで実際に処分を受けた事例を紹介します。どのような状況で責任が問われたのか確認しておきましょう。

  • 飲酒運転と知りながら同乗し懲戒処分を受けた事例
  • 酒気帯び運転の車に同乗し罰金刑となった事例
  • 飲酒運転を認識しながら同乗し実刑となった事例

飲酒運転と知りながら同乗し懲戒処分を受けた事例

友人と飲酒した後、そのまま車に同乗し事故に至ったケースでは、同乗者にも処分が科されています。

山梨県では、公立小学校の教諭が飲酒運転と知りながら同乗したとして、停職4か月の懲戒処分を受けました。

この事案では、教諭は友人と飲酒した後、友人の車内で休んでいたところ事故が発生しました。

本人は運転していないものの、飲酒していると認識しながら同乗していたことが問題視されています。その結果、地方公務員法の信用失墜行為に該当すると判断されました。

本来、飲酒運転は懲戒免職となるケースもありますが、この事例では運転していないことや過去の処分とのバランスを踏まえ、停職処分にとどまっています。

このように、同乗していただけでも社会的な責任を問われる場合があります。特に公務員など立場によっては、刑事罰に加えて懲戒処分が科されることにも注意が必要です。

酒気帯び運転の車に同乗し罰金刑となった事例

酒気帯び運転と知りながら同乗した場合、刑事罰が科されるケースもあります。

茨城県つくば市では、市消防本部に所属する20代の男性職員が、友人の飲酒運転に同乗したとして処分を受けました。

この事案では、男性職員は飲食店で知人らと飲酒した後、酒気帯び状態の友人が運転する車に乗車していました。

その後、警察の取り締まりにより発覚し、道路交通法違反(酒気帯び運転同乗)で摘発されています。

最終的に、簡易裁判所から罰金20万円の略式命令が出されました。あわせて、所属先からも停職5カ月の懲戒処分が科されています。

このように、同乗者であっても刑事罰と懲戒処分の両方を受ける可能性があります。運転していない場合でも責任は問われるため、安易な同乗は避けるべきです。

飲酒運転を認識しながら同乗し実刑となった事例

飲酒運転と認識しながら同乗した場合、重大事故につながると実刑判決が下されるケースもあります。

埼玉県熊谷市で発生した事故では、飲酒運転の車に同乗していた2人が刑事責任を問われました。

この事案では、運転者が多量に飲酒し、正常な運転が困難な状態であると認識しながら同乗していました。

さらに、飲酒運転を止めることなく黙認していた行為が問題視されています。

裁判では、同乗者の行為が運転者の意思を強め、事故の発生を助長したと判断されました。

その結果、危険運転致死傷ほう助罪が成立し、それぞれ懲役2年の実刑判決が確定しています。

このように、単なる同乗であっても状況次第では重大な刑事責任を負うことになります。

飲酒運転を認識していたかどうかが重要な判断基準となるため、軽く考えるべきではありません。

飲酒運転に同乗してしまった場合の対処法

飲酒運転に同乗してしまった場合でも、その後の対応によってリスクを抑えられます。状況に応じて適切に行動することが重要です。

飲酒運転に同乗してしまった場合に取るべき行動を解説します。具体的な対処方法を確認しておきましょう。

  • 安全な場所で降車する
  • 運転者に運転をやめるよう強く求める
  • 運転代行やタクシーの利用を提案する
  • 運転者の家族や知人に連絡して説得してもらう

安全な場所で降車する

前提として、飲酒運転であると認識している状態で同乗してはいけません。知らずに乗ってしまった場合でも、飲酒運転であると気づいた時点で降車を優先してください。

そのまま乗り続けると事故に巻き込まれるリスクが高まるだけでなく、自身も処罰の対象となる可能性があります。早めに行動する意識を持ちましょう。

信号待ちやコンビニ、サービスエリアなど、安全に停車できる場所で降ろしてもらうよう求めてください。走行中に無理に降りる行為は危険です。

すぐに降りられない状況も考えられます。その場合でも、安全に停車できるタイミングで降車する判断が重要です。

運転者に運転をやめるよう強く求める

飲酒運転に気づいた場合は、運転者に対して運転をやめるよう強く求めてください。黙って同乗し続けると、飲酒運転を容認したと判断される可能性があります。

また、運転をやめるよう伝えたとしても、そのまま同乗し続ければ違反に関与したとみなされるおそれがあります。言葉で伝えるだけでは不十分です。

実際に運転をやめさせる行動まで取ることが重要です。その場の雰囲気に流されず、安全を優先した判断を徹底しましょう。

運転代行やタクシーの利用を提案する

飲酒運転を止めるためには、代替手段を具体的に提案してください。単に「やめてほしい」と伝えるだけでは、運転をやめてもらえないこともあります。

代わりの手段を示し、安全に帰宅できる選択肢があると伝えることが重要です。運転代行やタクシーの利用を提案し、その場で手配するところまで行いましょう。

費用を理由に断られるケースもあります。その場合は、代わりに負担することも一つの方法です。

酔っている状態では冷静な判断が難しいこともあるため、安全を優先した対応が求められます。

運転者の家族や知人に連絡して説得してもらう

本人が運転をやめようとしない場合は、第三者の力を借りることも検討してください。家族や知人に連絡し、説得してもらうことで状況が変わることがあります。

当事者同士では話が通じにくい場面でも、信頼関係のある相手からの言葉であれば受け入れられる可能性があります。冷静な判断を促すうえでも有効な手段といえるでしょう。

一人で対応しきれないと感じた場合は無理をする必要はありません。周囲の協力を得ながら、安全を確保する行動を取ることが重要です。

飲酒運転の車に同乗しないために意識すべきポイント

飲酒運転のリスクを避けるためには、事前の行動が重要です。その場の判断に頼るのではなく、あらかじめ対策を決めておくことで回避しやすくなります。

飲酒運転の車に同乗しないために意識すべきポイントを解説します。事前に対策を取ることでリスクを減らしていきましょう。

  • 飲酒の場では車で来ない・乗らないルールを決める
  • 帰宅手段を事前に確保しておく
  • その場の空気に流されず断る意識を持つ
  • 「少しなら大丈夫」という考えを持たない

飲酒の場では車で来ない・乗らないルールを決める

飲酒の場に行く際は、「車で来ない」「車に乗らない」といったルールをあらかじめ決めておきましょう。自分だけでなく、一緒に飲む人とも共有しておくことが重要です。

当日の判断に任せると、「少しだけなら大丈夫」といった気の緩みが生まれることがあります。その結果、飲酒運転や同乗につながるおそれがあります。

あらかじめ全員でルールを決めておけば、その場の雰囲気に流されにくくなります。例外を作らない意識を持ち、安全を優先した行動を心がけてください。

帰宅手段を事前に確保しておく

飲酒の予定がある場合は、帰宅手段を事前に確保しておいてください。電車やバスの時刻、タクシーの利用、運転代行の手配など、具体的に決めておくことが重要です。

帰りの手段が曖昧なままだと、その場の流れで車に乗ってしまう可能性があります。

あらかじめ帰り方を決めておけば迷いが減ります。余裕を持って準備し、安全に帰宅できる環境を整えておきましょう。

その場の空気に流されず断る意識を持つ

飲酒の場では、周囲の雰囲気に流されて判断が甘くなることがあります。しかし、安全を優先するためには、はっきりと断る意識が必要です。

「断りづらい」「空気を壊したくない」と感じる場面もありますが、同乗すれば自分も責任を問われる可能性があります。

その場の関係性よりも、自分の安全と法的リスクを優先してください。

事前に断り方を考えておくと対応しやすくなります。迷ったときでも一貫して断る姿勢を持ち、飲酒運転に関わらない行動を徹底しましょう。

「少しなら大丈夫」という考えを持たない

「少ししか飲んでいないから問題ない」と考えるのは危険です。アルコールの影響には個人差があり、少量でも正常な判断や運転ができなくなることがあります。

また、酒気帯び運転は基準値を超えた時点で違反になりますので、本人が問題ないと感じていても、客観的には違反と判断されるケースも少なくありません。

このような認識の甘さが、飲酒運転や同乗につながります。どれだけ少量でも運転はしない、同乗もしないという意識を徹底することが重要です。

飲酒運転の同乗に関するよくある質問

飲酒運転の同乗に関するよくある質問を紹介します。

  • 飲酒運転の同乗者は免許取り消しになる?
  • 飲酒運転の同乗者が逃げた場合はどうなる?
  • 飲酒運転の同乗者の責任はどこまで問われる?
  • 飲酒運転の同乗者が免許なしの場合はどうなる?
  • 飲酒運転の同乗者は逮捕されることもある?
  • 飲酒運転の同乗者が処罰されるようになったのはいつから?
  • 飲酒運転で死亡事故が起きた場合、同乗者も重い処罰を受ける?

飲酒運転の同乗者は免許取り消しになる?

同乗者であっても、状況によっては免許停止や取消の対象になることがあります。

特に、飲酒していると知りながら同乗した場合や、運転を促したと判断された場合は処分が重くなります。

ただし、すべてのケースで免許取消となるわけではありません。関与の程度や状況に応じて判断されるため、一律に決まっているわけではないことは理解しておきましょう。

飲酒運転に関与したとみなされれば行政処分の対象です。軽い気持ちで同乗した場合でも影響は大きいため、慎重な行動が求められます。

飲酒運転の同乗者が逃げた場合はどうなる?

取り締まりの際に同乗者がその場から離れた場合でも、責任を免れることはできません。後から関与が確認されれば、同乗者としての責任を問われる可能性があります。

その場を離れる行為自体が不利に働くこともあります。事情を説明せずに離れると、状況を隠そうとしたと判断されるおそれがあるためです。

冷静に対応することが重要です。取り締まりを受けた場合は、その場で事実関係を説明し、適切に対応するようにしてください。

飲酒運転の同乗者の責任はどこまで問われる?

同乗者の責任は、どの程度関与していたかによって判断されます。単に同乗していただけなのか、運転を促したのかによって扱いが変わります。

飲酒していると知りながら同乗した場合や、運転を依頼・容認した場合は責任が重くなるでしょう。状況によっては、運転者に近い扱いとなることもあります。

一方で、飲酒の事実を知らなかった場合などは、直ちに処罰の対象になるとは限りません。どのような状況だったのかが重視されるため、個別に判断される仕組みです。

飲酒運転の同乗者が免許なしの場合はどうなる?

同乗者が無免許であっても、飲酒運転に関与した場合は処罰の対象になります。免許を持っていないからといって責任が軽くなるわけではありません。

飲酒していると知りながら同乗した場合や、運転を依頼・容認した場合は、道路交通法違反として刑事責任を問われる可能性があります。

免許の有無に関係なく、関与の程度によって判断されます。

ただし、免許停止や取消といった行政処分は免許を持っている人に対して行われるものです。

無免許の場合は行政処分の対象にはなりませんが、刑事罰が科される可能性がある点には注意が必要です。

飲酒運転の同乗者は逮捕されることもある?

同乗者であっても、状況によっては逮捕されることがあります。特に、飲酒していると知りながら同乗した場合や、運転を依頼・容認した場合は刑事責任が問われます。

違反の内容が悪質と判断された場合や、事故を伴うケースでは身柄を拘束されることも少なくありません。関与の程度や状況によって対応は異なります。

ただし、すべてのケースで逮捕されるわけではありません。多くの場合は任意での捜査が行われますが、軽い問題ではない点は理解しておく必要があります。

関連記事:飲酒運転で逮捕される基準とは?逮捕後の流れ・罰則・会社への影響を解説

飲酒運転の同乗者が処罰されるようになったのはいつから?

飲酒運転の同乗者や関係者に対する処罰は、2007年の道路交通法改正によって強化されました。

それまでは主に運転者が処罰の対象でしたが、改正により車両提供者や酒類提供者、同乗者にも責任が及ぶようになったのです。

背景には、飲酒運転による重大事故が相次いだことがあります。社会的な批判が高まり、関与した人全体に責任を問う必要性が重視されるようになりました。

現在では、飲酒運転を助長する行為全体が取り締まりの対象です。運転していなくても処罰される可能性があるため、関わらない意識を持つことが重要です。

飲酒運転で死亡事故が起きた場合、同乗者も重い処罰を受ける?

飲酒運転によって死亡事故が発生した場合、同乗者にも重い責任が及ぶ可能性があります。

特に、飲酒運転であると認識しながら同乗していた場合は、刑事責任を問われるでしょう。

実際の裁判では、運転者の行為を助けたと判断されると、ほう助犯として処罰されることがあります。事故の結果が重大であるほど、処分も重くなる傾向です。

単に同乗していただけでも、状況によっては実刑判決となることがあります。飲酒運転に関わること自体が大きなリスクであるため、関与しない行動が重要です。

まとめ

飲酒運転は運転者だけでなく、同乗者や車両提供者、酒類提供者にも責任が及ぶ行為です。状況によっては、同乗していただけでも処罰の対象になります。

特に、飲酒していると知りながら同乗した場合や、運転を依頼・容認した場合は責任が重くなります。

一方で、飲酒の事実を知らなかった場合などは、直ちに処罰の対象になるとは限りません。

また、飲酒運転に同乗してしまった場合でも、その後の行動によってリスクを抑えられます。安全な場所で降車する、運転をやめさせるなど、適切な対応を取ることが重要です。

自分が運転しない場合でも関与すれば責任を問われる可能性があるため、関わらないという意識を持つことが大切です。

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